日本妊娠高血圧学会|Japan Society for the Study of Hypertension in Pregnancy

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妊娠高血圧症候群と診断されたことのある方へ

 妊婦検診では毎回血圧を測り、尿検査をして、その結果を母子手帳に記載していたと思います。これは妊娠高血圧症候群を診断するために行われているんです。妊娠高血圧症候群は、紀元前400年ごろのヒポクラテスの著書の中にも記載されている昔から認識されている妊婦さんの病気です。
 妊娠高血圧症候群は妊婦さん20人に1人の割合で発症すると言われており、1年間に15,000人くらいの方が重症の診断を受けています。決して珍しい病気ではありませんが、診断を受けた方は医師から厳しい説明を受けてとても心配だったと思います。また、妊娠高血圧症候群は出産して血圧が下がれば大丈夫!という疾患ではありません。最近では、10年、20年後の将来にわたって、血圧など健康に注意する必要があることがわかってきました。
 ここでは妊娠高血圧症候群という病気に関しての解説と、出産した後の女性がどういう点に気をつけていけばいいかについて述べています。また、かつて妊娠高血圧症候群と診断された方の体験記も掲載しました。今悩んでおられる方、次の妊娠が心配の方、出産してもう何年も経つけど今でも色々考えてしまう事がある方に、少しでもお役に立てればと思っています。
(体験記を募集しています。掲載をご希望の方は学会事務局jsshp@chijin.co.jpまでご連絡ください)

体験者さまの手記

妊娠高血圧症候群 Q and A

市民公開講座のお知らせ

第1回市民公開講座

 2022年10月30日(日)に第1回市民公開講座 かつて妊娠高血圧症候群と診断された方へー赤ちゃんが教えてくれたママの健康管理― がweb開催されました。多くの方からお問合せをいただき、当日は140人以上の方にご視聴いただきました。ご参加いただきましてありがとうございました。
 妊娠高血圧学会では今後も一般の女性の方向けの公開講座を行なっていく予定です。
 多くの女性のヘルスケアに役立つことができるよう学会からの情報提供してまいります。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。
(オンデマンド配信のご要望を多くいただきましたが、今回は準備が整いませんでした。申し訳ありません。次回以降の開催では検討させていただきます。)