妊娠高血圧症候群と診断されたことのある方へ
妊婦検診では毎回血圧を測り、尿検査をして、その結果を母子手帳に記載していたと思います。これは妊娠高血圧症候群を診断するために行われているんです。妊娠高血圧症候群は、紀元前400年ごろのヒポクラテスの著書の中にも記載されている昔から認識されている妊婦さんの病気です。
妊娠高血圧症候群は妊婦さん20人に1人の割合で発症すると言われており、1年間に15,000人くらいの方が重症の診断を受けています。決して珍しい病気ではありませんが、診断を受けた方は医師から厳しい説明を受けてとても心配だったと思います。また、妊娠高血圧症候群は出産して血圧が下がれば大丈夫!という疾患ではありません。最近では、10年、20年後の将来にわたって、血圧など健康に注意する必要があることがわかってきました。
ここでは妊娠高血圧症候群という病気に関しての解説と、出産した後の女性がどういう点に気をつけていけばいいかについて述べています。また、かつて妊娠高血圧症候群と診断された方の体験記も掲載しました。今悩んでおられる方、次の妊娠が心配の方、出産してもう何年も経つけど今でも色々考えてしまう事がある方に、少しでもお役に立てればと思っています。
(体験記を募集しています。掲載をご希望の方は学会事務局jsshp@chijin.co.jpまでご連絡ください)
市民公開講座のお知らせ
2024年の市民公開講座は 9月22日(日)14:00-15:00 に開催予定です。テーマは、「妊娠高血圧症候群が女性の未来の健康を教える~あなたのからだのストレステスト~」、妊娠高血圧症候群と診断された方の将来的な健康管理についてお話しします。
日時 2024年9月22日(日) 14:00-15:00
座長 荒田 尚子 (国立成育医療研究センター 周産期・
母性診療センター 母性内科)
演者 成瀬 勝彦 (獨協医科大学 産科婦人科学教室)
参加費 無料
参加形式 現地参加またはWeb参加
現地参加 ライトキューブ宇都宮 2F 大会議室202
Web参加(Zoomウェビナー)
*参加希望の方はこのURLよりお申し込みください
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_xnaJMAPdRDC7sgBnpOoDeA
今年度はweb開催のほか、現地でも聴講いただけます。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
第3回市民公開講座は終了しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
来年以降の企画については、決まり次第ホームページへ掲載いたします。